2月9日

大好きな絵本のうちの1冊です。
お店の名前を「スイミー」ってつけたいと思ったりもしていました。

子どものころは、スイミーの賢さにただただ「すごい!!」と思っただけでしたが、大人になって読んでみると、「人にはそれぞれの個性や役割があること」とか「仲間と一緒に」とか「こわくても前に進むと素敵なものに気付くことができる」とか「世界は楽しいんだ」とか、他にもたくさんのメッセージが伝わってきて、とても奥が深い絵本です。
絵本の最後が「おおきなさかなをおいだした」ではなく「おおきなさかなといっしょにおよいだ」みたいな感じだったらなと思ったりもしていたのですが、そこも含めて、この絵本の全体的な感じが好きです。

今日は、私のように、石鹸作りを個人で業としてやりたいという方からご相談を受けました。このようなご相談はよく受けるのですが、私自身、業をバリバリにこなせているわけではないですし、化粧品製造販売業は、仕事の内容的に一人でやるのは向いていない業だと感じているので、矛盾だらけの受け答えになってしまいました。
毎回、ご相談に答えた自分を振り返ると、複雑な気持ちになります。
どんな答え方だったらよかったのかなと考えた時、この絵本を思い出しました。

「やりたかったら、やってみたほうがいいですよ」と簡単に言える世界ではないですし、「ひとりぼっちではないですよ」とも正直言えません。この業がとても外にわかりにくい分、たくさん孤独を感じてきました。でも私は、スイミーのように、いろんな思いをしながらでも前向きに泳いでいきたいし、何となくでも、泳ぎ続けていたら、美しい景色がとびこんできたり、面白いものに気づいたり、思いを分かち合える仲間と出会えたり、自分の持ち味に気づいたりできると思っていたいです。

おびえるさかなたちにスイミーが「でてこいよ、みんなであそぼう。おもしろいものがいっぱいだよ」と声をかけたように、いつかは私も、ご相談を受けた時にそう言えるように、広く深い海をのんびり泳ぎながら、知恵と勇気を少しずつ身に着けられたらいいなぁと思います。

その時までは、ご相談のお力になれるような言葉はかけられないかもしれませんが、海のすばらしいものを一緒に見つけていきたいという気持ちで、お話をお伺いすることくらいはできるのではないかと思っています。

2018-02-09 | Posted in 日記Comments Closed 

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